建築事務所に支払う建築費用の内訳

建築事務所に支払う建築費用の内訳

家の建築を行うときには一級建築事務所が良いのではないか、このように考える人は多いのではないでしょうか。
家づくりの依頼先には、ハウスメーカーや工務店などの種類の他にも設計事務所がありますが、それぞれの役割や家づくりの方法などに違いがあるので、その違いを理解しておくことはとても重要な部分です。
建築事務所は、建築士が在籍している事務所であり事務所の規模にもよりますが、設計だけを専門にしているところと施工まで行っているところもあります。
設計までの場合には家の施工は地元の提携している工務店が行うことになりますが、この場合の内訳は家の設計料であり1,000万円あたり100万円から150万円程度が相場です。
そのため、2,000万円の建築費がかかる家を設計して貰うときの内訳は200万円から300万円が設計費用で、1,800万円から1,700万円が家の建築費用になると考えておけば良いでしょう。
なお、施工まで一貫して行う建築事務所では、これらを分けて見積もりに計上してくれます。

建築事務所に依頼した場合にかかる設計料の相場

注文住宅を建てる際は、間取りや仕様の設計には費用が発生します。
費用を節約しようとして杜撰な設計をしてしまっては、家が完成した後に困ったことになりかねないので、設計者と綿密に打ち合わせを行っていく必要があります。
しかし家を建てる以上予算内に抑えるために重要となるのが設計費用の相場を知っていくことであり、今回は建築事務所に依頼した場合にどれくらいの費用がかかるのか相場をチェックしましょう。
建築事務所に依頼する場合の相場は費用のおよそ10%~15%といわれており、1,000万円あたり100~150万円程度の設計料がかかることになります。
ハウスメーカーや工務店と比較すると高めに設定されていますが、建築事務所では建て主の要望や意見を1から取り入れて住宅デザインを行ってくれることや、予算を提示すれば予算に応じた注文住宅を設計してくれることも可能なので、予算オーバーをしてしまう心配がありません。
そのため自宅の設計にはこだわりたいという方にとっては満足のいく仕上がりを期待することができます。

筆者:平山房雄

筆者プロフィール

長野県軽井沢町生まれ。
建築事務所に勤めていた経験をもとに記事を書いています。